失敗しないお引越し-業者選び編

まずは引越し業者えらび

転居が決まったら、まずは引越し業者選びです。遅くなれば希望する日に引っ越しできなくなったり、引越業者の選択肢が減ってしまう場合があります。余裕を持って早めに決めるようにしましょう。

複数の引越業者から見積りを

ここがポイント!
一括見積りサイトを利用して、複数の引越業者から見積りを取り、価格やサービスを比較してみましょう。

引っ越しには、実に様々な費用がかかります。中でも引越業者へ支払う代金は大きなウェイトを占めるので、慎重に選びたいもの。

そこで、まずは引っ越しにあたり、何を優先するか(サービスが充実している方がいい、できるだけ低料金で済ませたい等)イメージしながら、複数の業者の見積りを取り、価格やサービスを比較してみましょう。

と言っても、業者に一本一本電話をかけて、見積りを取るとなるとそれだけで膨大な時間と手間がかかってしまいます。

そこでインターネットの一括見積りサイトを利用するとニーズに合ったサービスをしてくれる業者を比較的簡単に探すことができます。

料金はもちろん、サービスの内容も比較できるので、こういったサイトを利用して少なくとも3~4社の見積りを取って比較することをお勧めします。

複数の引越業者を比較することで、料金の相場が分かりますし、引越業者も比較されていることが分かれば、値引きしてくれることもあります。

大手の引越業者にするか、中小の引越業者にするかも、何を優先するかにより異なります。一般的には、サービスが手厚いのが大手引越業者で、料金が大手引越業者より割安なのが中小引越業者と言われています。慎重に扱ってほしい荷物がある、梱包・養生はしっかりやってほしいという方は、大手引越業者、必要以上のサービスはいらない、なるべく料金は安いほうがいいという方は、中小の引越業者が向いているかもしれません。ただそれぞれに特徴がありますので、あまり最初から大手引越業者・中小引越業者と決めず、両方の業者から見積りを取って検討してみてもよいでしょう。

引っ越しプラン

ここがポイント!
引っ越しプランは様々あります。ご自身の状況や予算にあわせてプランを選びましょう。

引越業者のプラン、サービスは会社によってまちまちです。

代表的なものは「楽々パック」で、小さいお子様がいらっしゃる家庭向けと言えます。

他にも単身プラン、レディースプラン、シニアプラン、時間おまかせプラン、家電設置プランといった様々なプランがありますので、ご自身のニーズと予算に合ったプランを選びましょう。

引越料金を安くするには

ここがポイント!
時期や曜日をずらせば引越料金が安くなります。

なんだかんだ言って、やはり安く引っ越したいもの。

ここでは引っ越し料金が安くなるポイントをまとめてみました。

  • 繁忙期を避ける
    引っ越しが多いのは3、4、9月、少ないのは11~1月。引っ越しの少ない時期は割安になる傾向にあります。
  • 休日をさける
    引っ越しが多い土曜日、日曜日、祝日は割高になる傾向に。できれば平日を選びしょう。
  • 時間を「おまかせ」にする
    時間を業者のおまかせにすることで安くなる傾向にあります。ただし、引っ越し当日の予定が立てづらくなるデメリットもあります。
  • 「早期予約割引」の活用
    早期に予約することで割引を実施している業者もあります。

一番安い引越業者に飛びつくのは考えもの

ここがポイント!
見積り料金が安いという理由だけで選ぶと失敗することも。ネット見積りで業者を絞り込んだら訪問見積りを依頼しましょう。

引っ越し費用を安くしたいと考えるのは当然ですが、見積りが一番安い引越業者に飛び付くのは考えものです。あまりにも安い業者は、仕事の内容もそれなり(荷物の扱いが雑など)と考えたほうが無難のようです。大事な家具を傷つけられるといった荷物のトラブルや、追加料金を請求されたり、費用を上乗せされるといった料金トラブルに巻き込まれる可能性もあります。

一括見積りサイトのネット見積りはあくまでも概算の見積りです。その後のやりとりで料金がかわってくる場合があります。ネット見積りで比較してある程度業者を絞り込んだら、訪問見積りを依頼することをお勧めします。

訪問見積り

ここがポイント!
訪問見積り時に、親切で丁寧に対応してくれそうか、信頼できそうかなどをチェックしましょう。

訪問見積りとは、自宅に引越業者が訪問して、荷物の量や作業環境などを確認し、正確な見積りをすることです。無料でしてくれます。電話やメールだけの見積りは、引越業者が実際荷物を見ていないので、若干余裕をもった見積りをすることが多いようです。実際に、荷物量を見てもらい、正確な見積りを出してもらったほうが費用が安くなることもあるようです。また、追加料金発生などのトラブル防止にもなります。

訪問見積り時は、引越業者の態度や姿勢を確認できます。親切で丁寧に対応してくれそうか、信頼できそうかなどをチェックしましょう。荷物が破損したらどうなるのか、保険に加入しているか、追加料金はどんな場合に発生するかなど、万一の場合の対応についても質問してみましょう。

信頼できそうな業者かどうかをチェックするのに押さえておきたいポイントをまとめてみました。

  • 見積書の内容
    見積書に、事業許可番号のほか、事業者名、住所、電話番号、担当者が記載されているか確認しましょう。
  • トラックのナンバープレート
    通常引越業者のナンバープレートの色は緑色(軽自動車は黒色)です。(ただし、白ナンバーでも、陸運支局の許可を得ていれば使用可能。)訪問見積り時に確認できれば、確認しておきましょう。
  • 標準引越運送約款の提示(見積り料は無料、内金・手付金は支払う必要なし)
    たいていの引越業者は、国土交通省が定めた「標準引越運送約款」を使用しています。この約款は原則として、見積り時に提示することになっていますので確認しましょう。約款には、見積り料は無料(下見に要した費用除く)、内金・手付金は支払う必要はない、解約・延期手数料は引越荷物の受取日の前日で10%以内、当日で20%以内といったことが記載されています。
  • 態度や対応
    威圧的な態度で即決を迫る業者、決めていないのに段ボールを置いていく業者などは、注意しましょう。
  • 口コミや評判
    インターネットで口コミや評判を確認してみましょう。最近引っ越した友人やご近所で引っ越しされた方に聞いてみるのも一つです。

最終的な業者選びのポイント

上記を総合的に考えて、引越業者を選びますが、最終的には、対応のスピードややり取りの中での丁寧さやフィーリングも重要な要素となります。

また、特殊な家財(楽器や骨董品等)がある場合には、その対応や割増料金についても相談し、こちらの要望をしっかり聞いてくれるのか確認します。業者と同時に引っ越し日時も決めましょう。

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